写真
ニュース

【MOT授業情報】10/14(金)の「実践ケーススタディ」に小野塚惠美さん(2022年3月MOT修了生)が登壇!

 

東京理科大学大学院経営学研究科技術経営専攻(MOT)では、修了生が実際のビジネスで取り組んだ成功事例や苦労した経験などを「ケーススタディ」として講義し、現役生と質疑応答を行い、共に学びあう「実践ケーススタディ」の授業を行っております。
2022年10月14日(金)は、2022年3月にMOTを修了され、同年5月にエミネントグループ株式会社の代表CEOに就任された小野塚惠美さんをお迎えして、御講演していただきました。

 

小野塚惠美さん

金融機関25年、機関投資家20年、ESG専門家10年の御経歴をお持ちです。

【職歴】1998-2000 JPモルガン (モルガン銀行)、2000-2020 ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社、2020-2022 マネックスグループ カタリスト投資顧問取締役副社長COO、2022- 現在 エミネントグループ代表取締役社長CEO

【学歴】東京理科大学大学院 経営学研究科 技術経営専攻(MOT)修了(修士)、上智大学比較文化学部比較文化学科卒業(1998年)、米ボーディングスクール Loomis Chaffee 卒業 (Cum Laude)(1993年)

 

<MOTで学んだこと>

小野塚さんの今までの生き方は正に「パーパス」の実践と思えます。

MOTに入学したときの考え方は、「グローバル課題の解決、人々のウェルビーング追及に貢献できる真のリーダー」をなりたい姿に掲げたとき、バックキャスティングをして「今なすべきことはMOTで学ぶこと」と判断されました。

また、MOTでの学びは、専門的知識・スキルとして、経営技術に関するコア知識、科学技術の今、ケーススタディを柱に考えていたそうですが、実は知識とスキルだけじゃない、もっと職業人として高度で、社会にとって有益な人間になるための学びだという最も重要なことを学ばれました。

そして、MOTの『先端科学技術特別講義』という授業で、東京理科大学の第一線の研究者から、最先端の科学技術の話を直接聞いて、今まで気が付いていなかった科学技術の面白さ・重要性に目覚められたそうです。小野塚さんの新しいパーパスがMOTの授業からも誕生しました。

エミネントグループ株式会社

エミネント」とは、卓越した、その分野で傑出したという意味です。会社の存在意義(パーパス)は”eminent group of people”、すなわちその分野に精通した方々と共に、「エンパワメント」、「エンハンスメント」、「エンドースメント」をキーワードに明るい未来に向かって共創し続けることだそうです。多様で異なる分野の統合的発想による価値創造こそ、今、求められる課題解決の形であり、それを実現する「エン(縁)」を大切にする企業を目指しておられます。

 

一般社団法人科学と金融による未来創造イニシアティブ(FDSF)

「科学と金融を繋ぎ、未来を創る 連鎖が起こる場を。」作るため、一般社団法人を創設されました。2022年7月20日に開催されたイベントHPには、「我が国は、⼀⼈ひとりが多様な幸せ(well-being)を実現できる社会の実現に向けて『総合知による社会変⾰』と『知・⼈への投資』の好循環を目指している。大学等のナレッジを基盤にイノベーションを進めることを目指し、様々な取り組みが行われている。現在、基礎研究力には強みがあるものの、それらを社会に実装する上で不可欠な、投資の状況については課題がある。一方、日本の金融業界は、超高齢社会をサスティナブルに支え得る状態を創っていく、という想いがある。そのため近年では、アセットオーナーのなかには社会的インパクトを追求する、高い科学技術を持った大学発スタートアップ企業への投資意欲を増してきているところもでてきた。ニーズやビジョンはある。ここから必要なのは、科学(アカデミア)と金融の間を繋ぐ人材を育成し、新たな資金循環を創ること。FDSFはそのきっかけとなる場を提供する。科学と金融が繋れば、環境・社会課題の解決を通じて社会のアップデートへ貢献するポテンシャルが、日本にはある。」という認識のもと設立された組織です。是非、こちらの組織にも御関心をお寄せください。

 

<最後に>

MOTの在学生に対して、「我々には義務と責任があること」を強調されました。MOTで学べるということは恵まれた境遇で、職場や家庭の理解の上で行えていることであり、この機会を得た私たちが社会のために何ができるのかについてしっかりと考えるべきと叱咤激励をして頂きました。

 

東京理科大学MOTでは、10月からは、このような学びの実践の場を紹介していく体験授業や入学説明会などを多く開催していく予定です。

是非、MOTにご関心をお寄せください。

 

その他のニュース