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【MOTイベント報告】2022年9月23日(金、祭) MOTシンポジウム「デジタル列島進化論で期待される政策、戦略、技術、企業群」・MOT説明会を開催しました!

9月23日(金・祝) 13:00−17:00にMOTシンポジウム「デジタル列島進化論で期待される政策、戦略、技術、企業群」とMOT説明会を、ハイブリッド方式(対面参加と遠隔参加を同時)で3部構成で開催しました。

御登壇いただいた皆様、参加頂いた皆様に御礼申し上げます。

このシンポジウムでは、「経済産業省の半導体・デジタル産業戦略検討会議」と「デジタルインフラ(DC等)整備に関する有識者会合」などの議論を踏まえ、今後の政策、戦略、技術、企業の観点から多面的に議論しました。

【第1部】「デジタル列島進化論と新たな技術経営戦略、価値創造と生産性向上のDAAEと活躍する企業群」

■スピーカー
金指 壽様 : 経済産業省 商務情報政策局 情報産業課長
丹下 大様 : 株式会社SHIFT 代表取締役社長
若林秀樹 : 東京理科大学MOT専攻主任・教授
■モデレーター
山口健様 : 日経BP総合研究所 主席研究員

各スピーカーがポジショントークを行い、その後、ディスカッションを行いました。

■ポジショントーク1:

若林教授から「デジタル列島進化論と期待される政策、戦略、技術、企業群」と題して、ポジショントークがありました。

デジタル列島進化論と日本列島改造論との比較、半導体産業の現状に加え、特に、日本ではデータセンターの議論が遅れていたが、近年、経済産業省で「デジタルインフラ(DC等)整備に関する有識者会合」で議論が進んでいるという報告がありました。

 

■ポジショントーク2:

金指様からは「デジタルインフラとデジタル戦略」と題して、経済産業省の政策の検討の流れと現状の説明がありました。

                                    (経済産業省ホームページから転載)

■ポジショントーク3:

丹下社長と社員の方から「DXとITの生産性向上と新たな価値創造に必要なDAAEとは」と題して、SHIFT社の技術と実装したビジネスモデルの紹介がありました。DAAEとは、SHIFTが定義する、モノづくりにおけるQCDに代わる新たな概念です。「Design(デザイン)」、「Agility(迅速性)」「Assembly(組み合わせ)」「Economic Quality(経済品質)」の頭文字をとり、「DAAE(ダーエ)」としています。従来の開発手法においては、QCDという言葉に代表されるように、「Quality(品質)」「Cost(コスト)」「D(納期)」を意識し、「ものづくり」を追求してきたそうです。具体的として、ふるさと納税で採用されているシステムの説明がありました。

■パネル討論:

モデレータの山口氏から、冒頭で「半導体デジタル戦略の手ごたえは?」という問いが金指氏に投げられました。最後の議論は、半導体産業における人材育成についてでした。その後、会場と質疑応答を行いました。

                                (経済産業省ホームページから転載)

【第2部】「さらに期待される半導体戦略」

■スピーカー
若林秀樹 : 東京理科大学MOT専攻主任・教授
金指壽様 : 経済産業省 商務情報政策局 情報産業課長
折井靖光様: 長瀬産業株式会社 執行役員
森勇介様 : 大阪大学 大学院工学研究科 教授/名古屋大学 未来材料・システム研究所 トヨタ先端パワーエレクトロニクス寄附研究部門 特任教授・
■モデレーター
高山和良様 : エディター・ライター(元日経BP総合研究所)

各スピーカーがポジショントークを行い、その後、ディスカッションを行いました。

■ポジショントーク1:

若林教授から「期待すべき実装とパワー、強化すべきEDA」と題して説明がありました。

■ポジショントーク2:

折井様から「チップレットのインパクト」と題して説明がありました。

■ポジショントーク3:

森教授から「ビオンド5Gを握るGaNのイノベーション」と題して説明がありました。

■パネル討論

モデレータの高山氏が「3次元積層」について、折原さんに質問しました。この分野は日本が世界で最も進んでいるとの説明がありました。前工程と後工程への対策も話題となりました。

   

【第3部】 MOTのご紹介

石橋専攻幹事からMOTのカリキュラムの説明を行いました。

参加者と多様な質疑応答を行えたので、参加者からMOTをより深く理解できたとコメントを頂きました。

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