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2022年9月17日(土)「先端科学技術特別講義」で、本学の坂田英明副学長がキックオフ講義!

東京理科大学MOTでは「最先端の科学技術研究について、そのプロセスや課題について、自分なりの理解と評価力を体得し、実用化、社会実装に向け、可能な範囲で、アドバイスできる(自ら連携、実行、支援、共同研究なども含め)ようにする」ことを到達目標とする「先端科学技術特別講義」という授業が行われています。

この授業は、東京理科大学の先進的な研究をしている教員を招聘し、MOT学生が学ぶと共に、発表した研究者、MOT学生とMOT教員が、ビジネス展開の課題や可能性などをディスカッションする授業です。2022年9月17日(土)から秋学期の科目である「先端科学技術特別講義」(担当教員:若林秀樹MOT専攻主任・教授、生越由美MOT教授、井上悟志MOT教授)の授業が始まりました。

第1回は、本学の坂田英明副学長をお招きし、キックオフの御講義をして頂きました。低温物理の歴史に始まり、超伝導、絶縁体の仕組みなどを御講義して頂きました。坂田副学長の御専門である「極低温走査トンネル顕微鏡」の仕組みをお話しして頂いました。ミクロ世界は量子力学が支配しているのでトンネル効果(原子が壁を通り抜ける)が起こります。走査トンネル顕微鏡はこの現象を利用して、金属探針と試料表面の間に流れるトンネル電流を計測するそうです。坂田研究室は、「低温における電子物性」を、主に走査トンネル顕微鏡という手法を用いて超伝導体などの興味ある物質群の電子状態を調べているそうです。

今年度の講義は、坂田副学長に加え、理学部1名、理工学部2名、薬学部2名、先進工学部1名の6名、合計7名の教員をお招きして最先端の研究成果を報告して頂きます。授業後の質疑応答、研究者とのディスカッションがMOT学生の大きな楽しみです。

リアルな科学技術の世界をビジネスの観点で一緒に議論しませんか?

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