【御報告】2021年6月21日から3回シリーズで『ESG』について考えようというセミナーをオンラインで開催しました。

東京理科大学MOTは、様々なテーマについて、皆様と議論を重ねていく場をオンライン中心に展開しています。
2021年6月21日から3回のシリーズで、昨今世界で注目されている『ESG』について考えようというセミナーをオンラインで開催しました。

第1回6月21日は、「ESGって何だろう~株主資本主義からステークホルダー資本主義へ」というテーマで本学の宮永雅好教授が、いまなぜSustainabilityやESGが企業経営において大きな課題となっているのか、世界の歴史や資本主義の変化に目を向けながらESGを理解するための基礎的な背景を解説しました。

第2回6月28日は、「ESG投資の現状と課題」というテーマで、欧州最大の資産運用会社であるAmundiの日本法人で責任投資の責任者(CRIO)を務める岩永泰典氏をお迎えして、ESG投資手法と実例、ESG情報とアムンディのアプローチについてご説明いただき、さらに欧州で進むルール整備、特に運用会社を始めとした金融機関が投資家に対するサステナビリティ関連情報開示を求めるSFDRについてご解説いただきました。

第3回7月5日は、「これからの上場企業と株主との対話~株主価値から広義の企業価値へ」というテーマで、ナブテスコ㈱でIRとCSRを統括する斎藤伸太郎氏に、企業サイドが考えるESGの捉え方や問題意識、特に非財務情報の開示の難しさや「マテリアリティ」の重要性、さらにナブテスコの取組みについてお話しいただきました。ESGへの関心が高まる中で、ステークホルダーへの価値提供をどう経営課題として捉え、戦略に落とし込むべきかという極めて難しいテーマに取り込んでいる企業の実例をご紹介できたと思います。

昨今、投資家とのエンゲージメントや社会課題への貢献に対する説明責任を果たすために、財務・非財務情報を統合した統合報告書が重要な開示ツールとして注目されています。これまでの財務中心のディスクロージャーに代わりESG情報を含んだ統合報告によって企業と投資家、また従業員や取引先といった様々なステークホルダーがコミュニケーションを促進し、社会経済の発展やSDGsを始めとしたサステナビリティの目標に貢献すべく協力し合うことが21世紀の人類に課せられた共通のマテリアリティであることを皆さまにもご理解いただけたら幸いです。

東京理科大学MOTでは「生きた学び」を重視し、様々なプログラムを展開しています。今後も様々なテーマについて、皆様と議論を重ねていく場をオンライン中心に設けて参ります。どうぞご期待ください。