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修了生インタビュー

横枕祐さん

2018年4月入学
CKD株式会社勤務/制御システムビジネスユニット 技術部 開発G MP-T チームリーダー
※所属企業、肩書き等は在学当時のものです。

Message

「近視眼」から「長期的視野」へ

きっかけは、当社初となる医薬用バルブの開発を任せられたこと。試行錯誤で新規事業を進めていく中、基礎から社内起業プロセスを学んでみたいと考えるようになり、理科大MOTの門を叩くことになりました。トップアナリストとして長年、産業界の趨勢を見てきた若林先生の授業では、「技術」を短期的に消耗するのではなく、長期目標に向けてロードマップを描き、事業を展開していく手法を学びました。その他にも財務やM&Aなどさまざまな知識を吸収し、格段に柔軟性が増したように思います。この柔軟性は、私の課題である「事業拡大」に活かせると確信しています。

本質を射抜く、異業種からの助言

多くの学生が一歩先の事業展開を考えていることから、問題意識を共有しやすい環境だと感じます。それぞれ専門分野が異なるため、一方の業界では当たり前ということが、他方では新鮮に感じられることも珍しくありません。意外にも、異業種の学生からもらう指摘の方が、当事者の考えより的確であることが多いように思います。実際、R&D部門を専門とする学生と交わす話は、自社の戦略を練る上で大変参考になりました。コア技術をベースに、より広い領域で企業経営の舵取りをできるよう、理科大MOTで過ごす時間を大切にしたいと思います。