双方向型の授業スタイルが理科大MOTのエッセンスといえます。例えば実際の経営者が登壇する「ベンチャービジネス論」ではケーススタディによって授業が進み、最終段階で学生が起業プランを発表します。その過程では、学生と教員、外部講師によるディスカッションが絶えません。普段出会えない方々と、利害関係のない意見交換ができる機会は、非常に有益だと実感しています。また文系のキャリアを持つ学生と、理系キャリアの学生が同じ技術経営を学ぶ環境の中に、自社の開発職(理系)と営業職(文系)の溝を埋めるヒントがあると感じました。常に疑問と意見を持ち、それを言葉にすること。できない理由よりも、実現する方法を考えること。理科大MOTで培われる思考習慣は、今後のビジネスキャリアの中で、大きな「気づき」を与えてくれると考えています。