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活動紹介

【生越由美】2022年6月28日(火)「特許ニュース」に論文が掲載されました。

一般社団法人 経済産業調査会が発行している「特許ニュース」のNo15683 に『超スマート社会における知財戦略(24)』が掲載されました。
今回から「第3章 意識改革と産業シフトを急げ」です。第3章では、21世紀の生産財であるIT技術、バイオ技術の特許を取り巻く近年の現状を確認し、超スマート社会の入り口にいる現在の日本の課題を検討します。
「第1節 失われた30年」の冒頭は、(1)『成功が多くの人をダメにした』です。ベンジャミン・フランクリンの言葉を見出しにしました。
実は、OECDの2009年の報告書では、世界バイオ市場予測(2030年)は約200兆円で、バイオ技術が影響する分野は「工業」が40%でトップと考えられています。これは日本人の認識とは大きく異なると思われます。
今までの日本人はバイオ技術の適用範囲を狭く見ているため、「黒船の到来」を見落としていると危惧しています。欧米では、科学系の大学院の授業に「バイオ」の授業を入れたといいます。工学も理学もバイオ技術が手段となる時代です。日本も全ての産業で「バイオ」に注目すべきと考えています。

 

出典:OECD「The Bioeconomy to 2030(2009年)」から筆者作成

 

 

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