2026.01.14 公開授業
【公開授業の開催報告】2025年12月18(木)『マネジメント総論』第4回「顧客と競争相手に対するマネジメント」 ~差別化とは顧客が他社では無く自社を選ぶ理由~
理科大MOTでは、本年4月入学希望者の入試(第3期出願締切り日:2025年1月19日、第4期出願期間:1月23日~2月16日(※1))に向けて、入学をご検討頂いている方々を対象に各種公開イベントを行っています。去る12月18日(木)に、岸本太一講師(※2)の「マネジメント総論」第4回の授業が対面とオンライン併用で公開されました。

本科目は経営学の基礎理論を理解し、課題の把握、分析を行いその解決の方向性を考える能力や知見を養う事を目的にしています。担当される岸本講師は、経営戦略に関する研究や執筆を広くなさっています(※3)。当日は、授業の前半部分の「顧客と競争相手に対するマネジメント」が公開されました。
岸本先生の授業では、経営学の【理論】を自社や自らの【実務】に、あてはめる形で受講生が作成した「あてはめメモ」を用いて全員でディスカッションを行います。「当てはめメモ」の事前作成や、ディスカッションによって経営学の理論を理解し、実務に応用する事を目的とした授業内容になっています。 当日も様々な企業や、部署を扱った「あてはめメモ」が発表され、活発な議論が行われました。その中から「オーガニック野菜」の営業販売をしている受講生の「あてはめメモ」を紹介致します。

メモは、経営学の理論を基に1「顧客と競争相手」、2「差別化ポイントと競争の武器」、3「市場の変化とダイナミックな差別化」、4「反撃への対抗策と非競争への志向」の4つの重要な理論が構造化されていて、それぞれの理論に、ご自身の業務に係るマネジメントや、課題をあてはめているメモでした。
これは、メモというよりは、自身の事業部のケース分析レポートで、とても分かり易い内容でした。
この発表の後、先生から改めて、このケースにおいて「競争相手となりうるプレイヤーは誰か?」、「競合に対してどの様な差別化の武器を持っているか?」、「今後どの様な顧客を選び、差別化の武器は何が良さそうか?」という【問い】が出されました。受講生は一斉に手をあげ、競争相手は誰か、競争の武器は何か等々、夫々の考えを答え始めました。先生はその内容を即座にまとめPCに入力し、先生の後ろのスクリーンに写し出します。それを見て違う答えが続きます。議論が終わると、スクリーンには、受講生が答えた多くの仮説が理論枠組み別に整理されていました。それは先生のファシリテート(※4)によって受講生全員が考え出した「オーガニック野菜の販売」についての一つのマネジメンになっていました。
先生は、この議論のまとめとして、【差別化要因】とは自社都合、技術目線、競合目線ではなく顧客のニーズ目線で考える事が重要であると強調しました。
理科大MOTの授業は、技術経営をめぐる基礎的な理論を講師がわかりやすく説明し、インタラクティブな質疑応答によって受講生が理解を深めていく点も一つの特徴となっています。本MOTに関心がある社会人の方は、ぜひ一度、公開授業を聴講していただければと思います。
MOTホームページで公開授業や入試イベントの案内をしております。
理科大MOTホームページ :https://most.tus.ac.jp/
※1入試情報 :https://most.tus.ac.jp/entranceexamination/
※2岸本太一講師 :https://most.tus.ac.jp/facuity/taichikishimoto/
※3岸本太一HP :https://www.taichikishimoto.work/
※4ファシリテート :発言し易い雰囲気を創り出し、新しい意見が生まれる様に討論を進行する。















