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MOTシンポジウム:「CXOのための知財戦略」(1)コンテンツ戦略

東京理科大学大学院経営学研究科技術経営専攻(MOT)は、公開授業、各種シンポジウム、セミナーなどを開催して、学外に向けて広く、本専攻の活動や教育研究の成果を公表しています。

2021年9月13日(月)からは3週にわたり、「CXOのための知財戦略」をオンラインで開催いたします。コンテンツ、標準化、グローバルの観点でお届けします。

今や、知的財産を知らないとグローバルビジネスは成り立ちません。しかしながら、知的財産の本質を見極めて企業経営をしている方はまだまだ少ないと思います。欧米企業が著作権ビジネスで稼いでいることは御存じの通りですが、プラットフォームの著作権についての動きが激しくなっています。

そこで、第1回は、9月13日(月)18:30~20:00)に、城所岩生先生に新著の『著作権法50周年に諸外国に学ぶデジタル時代への対応』から要諦を、2021年4月に米国最高裁判所が下した「グーグル v オラクルの米最高裁判決」のポイントをお話しして頂きます。

2021年4月、グーグルとオラクルのソフトウェアの著作権をめぐる訴訟で 、合衆国最高裁(以下、「最高裁」)は総額90億ドルの損害賠償を求めていたオラクルの主張を退けた。2005年、グーグルはスマートフォン向けOS(基本ソフト)「アンドロイド」を開発する際、オラクルの所有するアプリケーション・プログラム・インターフェイス(API)であるJava SEのコードの一部(全体の0.4%)を複製した。オラクルは著作権侵害で訴えたが、グーグルはフェアユースであると主張した。フェアユース規定は利用目的が公正(フェア)であれば、著作権者の許可がなくても著作物を利用できる米著作権法の規定。  (中略)  ところが、最高裁は6対2の評決でグーグルのフェアユースを認めた。日本円にすると1兆円近い90憶ドルの損害賠償よりもイノベーションを優先させる判決を可能にするフェアユースの威力をあらためて見せつけた。=城所先生の文章から転載(https://agora-web.jp/archives/2051611.html)

新著:『著作権法50周年に諸外国に学ぶデジタル時代への対応』

著者:城所 岩生/山田 太郎/福井 健策ほか、編者:城所 岩生、

発行日:2021/03/19、出版社:インプレス

城所岩生@「著作権法50周年に諸外国に学ぶデジタル時代への対応」発売中 (@kidokoro11) | Twitter  

<城所岩生様のご紹介>
城所 岩生(きどころ いわお)/国際大学GLOCOM客員教授、ニューヨーク州・ワシントンDC弁護士

東京大学法学部卒業、ニューヨーク大学修士号取得(経営学・法学)。NTTアメリカ上席副社長、成蹊大学法学部教授、成蹊大学法科大学院非常勤講師、サンタクララ大学客員研究員などを歴任。

主な著書に『フェアユースは経済を救う~デジタル覇権戦争に負けない著作権法』(インプレスR&D)。編著に『これでいいのか!2018年著作権法改正~ほど遠い「日本版フェアユース」確立への道』(インプレスR&D)など。

MOTシンポジウム:「CXOのための知財戦略」(1)コンテンツ戦略
■開催日時:2021年9月13日(月) 18:30~20:00
■スピーカー:城所岩生様(国際大学GLOCOM客員教授、ニューヨーク州・ワシントンDC弁護士)
■モデレーター:東京理科大学大学院 経営学研究科教授 生越由美
■開催形式:遠隔(Zoom)によるオンライン開催
・下記サイトから申込された方に前日までに参加用URLを送付します。

<申し込みサイト>

下記、URLから申し込みをお願いします。(締切は前日17:00を予定)

https://www12.webcas.net/db/pub/tus-mot/form0913/create/input

※オンラインセミナーの注意点
・本オンラインセミナーはテレビ会議アプリ「Zoom」を利用して行います。スマートフォンでご覧いただく場合は事前にZoomのアプリを入れていただく必要があります。
・お申込みいただいた方には、開催前日までに視聴者用のURL、Zoomでの受講方法を登録されたメールアドレスにお送りします。
・視聴者用のURLはお申込みいただいた方のみ有効です。第三者に提供することは禁止です。
・配信の録画・録音・撮影は禁止です。
・開催当日、Zoomに関するお問い合わせはお受けできません。
・その他、個人情報の取り扱いについては、本学プライバシーポリシーをご覧ください。
【お問い合わせ先】 mot-tus@rs.tus.ac.jp

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