【生越由美】2019年8月13日(火)、JFNの番組で「青森産リンゴ品種の海外流出」について解説しました。

2019年8月12日(火)9時7~17分、ジャパンFMネットワーク(JFN)の番組「OH! HAPPY MORNING」の「Today’s Focus」で「青森産リンゴ品種の海外流出」について解説しました。
「Today’s Focus」は、旬の話題やニュースについて専門家が解説などするコーナーです。
解説したテーマは、青森で品種開発された「千雪(ちゆき:商標名)/あおり27(品種名)」というリンゴが中国で品種登録されているにも関わらず、ネット販売されている事件の背景と今後の対応策でした。

 

「千雪」は、1983(昭和58)年に青森県りんご試験場(現在の青森県農林総合研究センターりんご試験場)において、「金星」に「マヘ7」を交配し、その実生の中から選抜育成されたものです。

(写真1:りんご大学HPから転載
商標権:赤い表皮の果点が大きく沢山あり、雪が降っているように見えることから「千雪」と名付けられ、青森県が商標出願し、登録されたそうです。
育成者権:2006(平成18)年に出願し、2008(平成20)年に品種登録されています。2015(平成27)年には中国でも育成者権が登録されています。

 

千雪には面白い特徴があります。切ってもすりおろしても変色しにくい品種なのです。カットリンゴの市場が広がっている今、とても有用な性質だと思います。

(写真2:りんご大学HPから転載
中国で育成者権を取得しているにも拘らず、権利者に無断で中国国内でネット販売されていることが2019年3月に通報により分かりました。
8月5日、青森県知事は「断固として法的措置を取る」とコメントしたとの報道がありました。
企業も地方自治体も、付加価値のある商品やサービスを模倣品から守る戦略の構築力が問われる時代となっています。

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