ITエンジニアがMOTを学ぶ意義

2018年4月に入学した菊池と申します。
長いようで短い1年がようやく終わり、少し余裕もでてきたので、大学院に通う意義をまとめたいと思い、本コラムに投稿させていただきました。
同じような悩みを持つITエンジニアの方、そういった社員がいらっしゃる企業経営者の方、人事関係の方の御参考になれば幸いです。
■何を学んでいるのか
一言で言えば、「技術軸でのマネジメント手法、考え方」です。
MBAでよく出てくるCAPMや資本コストといったファイナンス、アカウンティング、マーケティングなどのMBAの基本と言うべきものから、技術のボラティリティと事業へのインパクト、研究開発マネジメント、ロジスティクス、ナレッジマネジメント、新製品・事業開発の方法論、ITの戦略活用、デザイン思考などといった、技術の視点で経営するということはどういうことか?を学んでいます。
■なぜMOTに行こうと思ったか
エンジニア上がりで専門の教育を受けていない状態で管理職になってしまったことが、課題感の根の部分となります。
ここ数年は「もっといい組織にできるのではないか」「どうすればいいのか」「自分のキャリアはこれでいいのか」といった、漠然とした課題感と人生に対してのモヤモヤがつきまとっていました。
本を読み、セミナーに参加し、知識を入れて実践するだけでは何かしっくりとこないものがありました。そういった悩みを抱えているときに、技術経営のことを知りました。いくつか大学を当たって、実務に即した文化であったこと、100%社会人学生のみであり、学生間の交流に重きを置いていることから、東京理科大学に入学しました。
■学校に通う前に想像していたMOTの姿と実際の姿を比較します。
・技術系の人が多い?
⇒ 技術系も確かにいますが、意外とマーケや営業畑の人も多く、私調べで4:6くらいで技術系がやや少ない印象です。
ただ、授業自体はやや技術系に寄っているので、話が噛み合わない、ということはありません。
むしろ他業界の考え方を知れるので、非常に楽しんでいます。
■中小企業の方は少ない?
⇒ 一番予想外だったのはこの点で、私調べで9割が大手企業所属でした。
企業のサイズが違うことによる議論の多様性は感じます。
■レポートは負担が多い?
⇒ 担当教授(講師)により、濃淡があります。
シラバスなどでレポートの量、タイミングを見計らい、計画的に履修していないと大変です。
■議論の場が多い?
⇒ 正直、グループワークが多く、その中でファシリテーションがうまい学生がいると、いい議論ができたりします。
学生の中には教授と仲良くなり、色々議論する環境を自分で作っている方もいますので、社交性次第で変わって来ると思います。
■勉強する時間の確保が大変?
⇒ これは社会人大学に通うみなさま共通の課題と思います。
平日は1~2日、通学する方が多いようです。
学校がある平日は夜21時50分まで、土曜日は朝8時50分から16時(場合によっては19:20)まで1年生は拘束されます。
2年生になれば土曜日の午後以外はかなりの自由度があります。
■実際に通ってみてどうだったか
日々の業務の中の考え方や行動する際の選択の幅の広がりを実感することが多々あり、個人的に満足度は高いです。
■最後に
もし興味がある方はとりあえず話を聞きにいく、というのでも良いのではないかと思っています。
1月の説明会に初めて参加して、2月に願書を出して、4月に入学し、現在一緒に学んでいる同期もいます。
行動することに遅すぎることはないと思っています。
この投稿が参考になれば幸いです。
(情報通信業、30歳代)

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