『“財”を産み出す場』は、討議、演習、グループワーク等多様な手法で講義
概ね社会経験10年程度のマネージャー層を学生構成の中心として想定しているため、講義は、担当教員が提供する教材(講義資料や教科書)と学生の実践知が相い交わるスタイルで、討論、演習、グループワーク、ケーススタディ等で行います。また、授業内容に厚みを持たせるために、企業等で実際に経営にかかわる経営者や製品開発等にかかわる技術責任者等を特別講師として招へいしています。
更に、学生の入学目的を2年間で実現するために、専任教員による担任制を実施し、学生個別に学修生活をサポートしています。
技術経営修士(専門職)の授与プロセス(修了要件)
【修了要件】
2年以上在学し、以下の科目修得条件を満たし、40単位以上を修得すること。ただし、基礎科目に配置する授業科目は、修了要件に含めない。
◇必修科目を全て履修し、修得すること。
◇実践 CXO・起業家ケーススタディ1・2のどちらか一方を履修し、修得すること。
◇2年次に配属されたトラック(履修コース)の選択科目6科目以上を履修し、修得すること。(1年次に修得した科目を含める。)
2020年度 主な特別講師招へい実績(予定含)五十音順
宇佐美 直子 氏 野村不動産株式会社・執行役員
久夛良木 健 氏 元 株式会社ソニーエンタテインメント・代表取締役会長 兼 CEO
小池 淳義 氏 ウエスタンデジタルジャパン・プレジデント
小久保 憲一 氏 前 株式会社日立製作所・業務役員専務(中国地域担当)
更家 富美子 氏 東京サラヤ株式会社・社長室長、社長補佐
下川 真人 氏 パラマウントベッド株式会社
中鉢 良治 氏 元 ソニー株式会社・代表取締役社長、前 産業技術総合研究所・理事長
堂免 一成 氏 東京大学・教授
中島 茂 氏 中島経営法律事務所・代表弁護士
新美 潤 氏 前 駐ポルトガル特命全権大使
丹羽 宇一郎 氏 元 駐中華人民共和国特命全権大使、元 伊藤忠商事株式会社・取締役会長
平井 大之 氏 株式会社バイオス・代表取締役社長
藤末 健三 氏 参議院議員
宮澤 孝夫 氏 株式会社ハルメクホールディングス・代表取締役社長
宮原 博昭 氏 株式会社学研ホールディングス・代表取締役社長
本山 和夫 氏 元 アサヒホールディングス株式会社・代表取締役副社長、元アサヒ飲料株式会社・代表取締役社長
八戸 俊晴 氏 マグ・イソベール株式会社・製造部プロジェクトマネージャー
教育研究領域
各授業科目は8つの教育研究領域に分類され、各領域を学び深めることによって、CXOへの道が繋がっていきます。
ビジョナリー・シンキング
これからの経営者やリーダーは、ヒトモノカネのリソースバランスだけでなく、社会や環境との調和の中で、新しい価値感や生き方、ビジョンを提示することが必要となります。また、AI・ロボット化が進む中では、 ビジョナリー・アートシンキング力が必要になるでしょう。海外 MBA 大学でも、デザインシンキングはもう古く、アート的な発想が重要だと 認識されつつあります。会社のあり方だけでなく、業界、エコシステム、 社会も設計創造します。
▶ CEO、起業家(NPO法人)も含め必須
コンプライアンス
イノベーションを起し、起業する中で、コンプライアンスの観点から知見を得ることが重要です。
▶ CXOに加え、社外取締役や監査役も必須
経営戦略と組織行動
基本的な経営戦略だけでなく、政策を含めて学びます。また組織についても、スタティックなだけでなく、ダイナミックに変わるところを学びます。オープン・クローズ戦略や、無形固定資産活用も、知識的な内容でなく、その戦略的な活用を考えます。
▶ CXOに必須
イノベーション・起業
イノベーションや起業は EMOT に重要です。
▶起業家や、新規事業担当者、CTO にも必須
リーダーシップとリスク
デジタル、VUCA の新しい時代に、新しい形のリーダーシップ、フォロワーシップを身につけ、そのリスクの取り方を考慮し、EXIT も意識することが、CXO や起業家を目指す上で重要です。理論だけでなく、多くのリーダーの話を聞き、感じ、議論します。
▶ CEO、COO、起業家だけでなく、 よき部下においても、必須
経済学と財務・会計
マクロの経済学、ミクロの会計財務、M&A や CVC などを学びます。
▶ CFO やベンチャーキャピタリストに必須
マーケティング
デジタルマーケティングやブランディングを学びます。
▶ CMO に必須
先端科学技術と産業
IoT時代に、業界を超えて再編が起こる中で、他業界の動向や最先端の科学技術、ITについて認識し、活用することは重要と考えます。
▶ CTO に必須