MIP73006
発展科目:標準化戦略  
江藤 学
1・2年次 選択2 :前期 月曜日 7限目 :後期 木曜日 4限目

【授業の概要・目的・到達目標】

概要:グローバルなビジネス展開において、標準化戦略と特許戦略は同時に補完的に立案しなければならない。このため、企業の経営における標準化の影響事例を見ることで、標準化と知的財産を一体化した経営戦略を学ぶ。

目的:自分の技術、自社の技術をどのような形で維持することが経営上効果的かを判断できる能力を獲得するため、様々な知的財産の形と、そのビジネスへの影響を知る。

到達目標:企業等において、標準化とビジネスの関係を理解した上で、標準化戦略と知財戦略を一体化した経営戦略を立案できる人材育成を到達目標とする。

【評価】
授業への出席を30%、議論への参加と貢献度を30%、グループ発表の内容を20%、その報告レポートを20%として評価する。ただし、3分の2以上の授業への出席を要する。

【基準】
 S評価:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている。
 A評価:到達目標を十分に達成している。
 B評価:到達目標を達成している。
 C評価:到達目標を最低限達成している。
 D評価:到達目標を達成していない。

【履修にあたっての注意】
講義では、知的財産と標準化の活用に視点を当てて企業の経営を見るが、実際のビジネスの成否はそれ以外の要因が大きく影響する。講義で触れない他の要因にも常に気を配ること。


【準備学習・復習】
毎回の講義に関連する情報を事前に集め、講義中にその情報と講義内容との関係を考える。講義後は、講義で指摘しなかった他の経営要因についても検討してみる。

【教科書】
特に指定しない。必要に応じて授業レジュメを配布する。

【参考書】
藤野仁三・江藤学編著『標準化ビジネス』(白桃書房); 新宅純二郎・江藤学編著『コンセンサス標準戦略』(日本経済新聞出版社)。Shapiro C. and H. R. Varian.(1999) Information Rules: A Strategic Guide to the Network Economy , Harvard Business School Press, Boston: MA.その他の参考書についてはその都度、授業で紹介する。

【授業計画】
昼 後期
項目
講義内容
1 【1回目】
オリエンテーションと概要
講義概要と講義の方法等について紹介し、受講者から発言してもらって、受講者の興味ある分野を検討する。
2 【2回目】
技術の進歩と知的財産
(事例)ファクシミリ
知的財産制度が生まれてきた理由や、歴史的に知的財産制度がビジネスに与えた影響を概観する。
ファクシミリ機器のビジネスを事例としてみる
3 【3回目】
標準化の基本と製品標準化
(事例)自転車
標準化のビジネス効果についての基礎と製品標準化のビジネス応用を、自転車産業を事例として確認する。
4 【4回目】
標準化・規制とイノベーション
(事例)冷蔵庫、QRコード
イノベーションが起こるには、何が必要か。知的財産のオープンとクローズの影響や、そのビジネス効果を考える。
5 【5回目】
デファクトスタンダード競争
(事例)レコードからブルーレイまで
AV分野で繰り返されてきたデファクトスタンダード競争から、競争における標準化の活用環境の変化を知る。
6 【6回目】
インタフェースを握る
(事例)コンピュータ
インタフェースを支配することでクローズとオープンの境界をコントロールする。(コンピュータの事例)
7 【7回目】
ビジネスと知財
(事例)プリンター
家庭用プリンタの歴史的変遷を見つつ、理論通り進まないビジネスの実態を見る
8 【8回目】
製品の差別化と試験方法標準
(事例)液晶テレビ
次世代DVD規格で競った両社の標準化戦略と特許戦略を光ディスク技術の系譜を通して検討する。
9 【9回目】
グループワーク第一回目
グループワークで取り上げる製品・サービスに関する発表
10 【10回目】
パテントプールビジネス
(事例)MPEGなど
知財活用の一つの形態であるパテントプールについて、そのビジネスの変化を見る。
11 【11回目】
認証ビジネス
(事例)トクホなど
急速に拡大しつつある認証による差別化ビジネスを見る。
12 【12回目】
オープンとクローズの使い分け
外向きのオープンイノベーションとは何か、特許の無力化を積極的に起こす意味とは何か、を考える。
13 【13回目】
仲間作りと標準化
(事例)自動車・携帯電話
企業の仲間作りにおける標準化の活用戦略をみる。
14 【14回目】
未定
受講者の興味や習熟に合わせてまとめ的講義を行う
15 【15回目】
グループワーク第二回目
グループ毎に標準化・地財戦略を発表する。


夜 前期
項目
講義内容
1 【1回目】
オリエンテーションと概要
講義概要と講義の方法等について紹介し、受講者から発言してもらって、受講者の興味ある分野を検討する。
2 【2回目】
技術の進歩と知的財産
(事例)ファクシミリ
知的財産制度が生まれてきた理由や、歴史的に知的財産制度がビジネスに与えた影響を概観する。
ファクシミリ機器のビジネスを事例としてみる
3 【3回目】
標準化の基本と製品標準化
(事例)自転車
標準化のビジネス効果についての基礎と製品標準化のビジネス応用を、自転車産業を事例として確認する。
4 【4回目】
標準化・規制とイノベーション
(事例)冷蔵庫、QRコード
イノベーションが起こるには、何が必要か。知的財産のオープンとクローズの影響や、そのビジネス効果を考える。
5 【5回目】
デファクトスタンダード競争
(事例)レコードからブルーレイまで
AV分野で繰り返されてきたデファクトスタンダード競争から、競争における標準化の活用環境の変化を知る。
6 【6回目】
インタフェースを握る
(事例)コンピュータ
インタフェースを支配することでクローズとオープンの境界をコントロールする。(コンピュータの事例)
7 【7回目】
ビジネスと知財
(事例)プリンター
家庭用プリンタの歴史的変遷を見つつ、理論通り進まないビジネスの実態を見る
8 【8回目】
製品の差別化と試験方法標準
(事例)液晶テレビ
次世代DVD規格で競った両社の標準化戦略と特許戦略を光ディスク技術の系譜を通して検討する。
9 【9回目】
グループワーク第一回目
グループワークで取り上げる製品・サービスに関する発表
10 【10回目】
パテントプールビジネス
(事例)MPEGなど
知財活用の一つの形態であるパテントプールについて、そのビジネスの変化を見る。
11 【11回目】
認証ビジネス
(事例)トクホなど
急速に拡大しつつある認証による差別化ビジネスを見る。
12 【12回目】
オープンとクローズの使い分け
外向きのオープンイノベーションとは何か、特許の無力化を積極的に起こす意味とは何か、を考える。
13 【13回目】
仲間作りと標準化
(事例)自動車・携帯電話
企業の仲間作りにおける標準化の活用戦略をみる。
14 【14回目】
未定
受講者の興味や習熟に合わせてまとめ的講義を行う
15 【15回目】
グループワーク第二回目
グループ毎に標準化・地財戦略を発表する。



【備考】