MOT73004
マネジメント領域:経営組織
佐々木 圭吾
1・2年次 選択2単位 前期(前半) 土曜日 1-2時限/後期 木曜日 6時限

【授業の概要・目的・到達目標】

概要:組織のあり方は起業の短期的な生産性を左右するだけではなく、長期的な成長や発展の方向や速度を規定する。日常的にも「組織」は頻繁に使用される概念ではあるが、その本質や意義については意外に理解されていない。本講義では、わかりやすく組織についての考え方を紹介し、組織理論の現実への適用を考察していく。また、MOTにおいては単に組織概念に限定させること無く、インテリジェンスを持った人間の相互作用を分析する社会科学の入門といった位置づけの講義として進めていく。具体的には、組織理論の基本的な考え方から、組織のデザイン、組織の文化、組織の戦略、組織の変革などをトピックとして取り上げていく。授業はケースやグループ・エクササイズを活用しながら行っていく。

目的:MOTにおいてはいわゆる理科系の方がほとんどだと思われるが、そうした方々になじみの薄い社会科学的な考え方を身につけて頂くことを目的とする。とくに1年生がこれからMOTで学んでいくための社会科学の基本的視点を紹介する。その中で、個人や集団といったミクロレベルから、組織構造や組織間といったマクロレベルまで、経営組織論の基礎的考え方や概念や分析ツールの把握を目的とする。

到達目標:現実の組織現象を参加者各自が分析できるツールやスキルの習得を目標とする。

【評価】
ほぼ毎回の講義において、事前課題や小レポートをもうけるので、そのレポートの内容を判断基準として採点する(論理性80%、独自性20%)。開講時に詳しい講義計画を配布する。

<基準>
S評価:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている。
A評価:到達目標を十分に達成している。
B評価:到達目標を達成している。
C評価:到達目標を最低限達成している。
D評価:到達目標を達成していない。

以上の割合・基準にて、評価をします。

【履修にあたっての注意】
特になし。

【準備学習・復習】(準備学習と復習に必要な時間は1科目あたり合計45時間程度が目安)
事前に指定したケース課題に答えるA4で3枚程度の小レポートを、ほぼ毎回課す。

【教科書】
拙著『みんなの経営学』日本経済新聞出版社

【参考書】
適宜指定する。

【授業計画】
前期(前半)
項目
講義内容
1 【オリエンテーション】
組織とは何か
(グループ・エクササイズ)
1.講義のねらいと概要
2.グループ単位でのエクササイズの中で体感的に組織概念を理解し、組織論的なものの見方を学習する。
2 【組織論の基礎1 】
社会科学としての組織論的なものの見方
近代の組織論(バーナードの組織論)の骨子を紹介し、組織論的なものの見方・考え方を把握する。
3 【組織論の基礎2 】
組織の読み解く基礎概念(1)
(資料をもとに議論)
3M社のイノベーションを生み出すメカニズムを取り上げて、組織とマネジメント、戦略のあり方や関係性を議論する。
4 【組織論の基礎3 】
組織を読み解く基礎概念(2)
(資料をもとに議論)
第3回講義の議論を進め、組織構造概念やその基盤である構造主義的思考法を解説する。
5 【企業組織の基盤1】
お金とは何か
(ビデオ・ディスカッション)
現代社会を捉える一つの視点として「貨幣」を取り上げる。一般的にはやや難解と言われる
貨幣論についてビデオを通して議論する。
6 【企業組織の基盤2】
企業と社会
(資料をもとに議論)
貨幣論に関するクラス討議を行いながら、現代社会や会社が内包する根本問題を解明し、企業組織の本質を探究する。
7 【組織の中の個人・集団1】
組織と個人のモチベーション
組織における個人行動の特質をモチベーション理論から捉える
8 【組織の中の個人・集団2 】
リーダーシップと集団的意思決定の病理
(資料をもとに議論)
集団による意思決定のメカニズムを把握する。リーダーシップとは何か。リーダーシップの本質と、その機能やスタイルについて理解する。
9 【組織の構造とデザイン1】
組織編成の基本原理として官僚制組織
(資料をもとに議論)
組織デザインの基本である官僚制の本質から組織構造を捉える基本的な枠組みを紹介する。
10 【組織の構造とデザイン2】
組織のコンティンジェンシー理論(1)
(ケース・ディスカッション)
ケースを議論しながら、コンティンジェンシー学派の展開を中心に組織構造論の諸概念と情報処理パラダイムのフレームワークを講義する。
11 【組織の理念と文化1】
経営理念の分析
(ケース・ディスカッション)
経営の理念や哲学はなぜ必要なのか。ケースを用いて理念の重要性を把握する。
12 【組織の理念と文化2】
エクセレント&ビジョナリー・カンパニー
(資料をもとに議論)
組織文化論の基本概念とそれらの実践に関する議論を紹介する
13 【組織の変革1 】
組織のイノベーション
(ケース・ディスカッション)
自己革新を続ける企業の事例をもとに、組織変革のプロセスや促進要因について解説する
14 【組織の変革2】
組織変革のための組織論
(資料をもとに議論)
組織の成長と変革を矛盾の能動的解消として捉える議論を紹介し、組織変革を捉える枠組みを把握する。
15 【総括講義】
組織に関する新しい理論
(資料をもとに議論)
参加者が自分の組織の問題点やその解決方法を議論し、組織を巡るの新しい潮流を把握する。
16    


後期
項目
講義内容
1 【オリエンテーション】
組織とは何か
(グループ・エクササイズ)
1.講義のねらいと概要
2.グループ単位でのエクササイズの中で体感的に組織概念を理解し、組織論的なものの見方を学習する。
2 【組織論の基礎1 】
社会科学としての組織論的なものの見方
近代の組織論(バーナードの組織論)の骨子を紹介し、組織論的なものの見方・考え方を把握する。
3 【組織論の基礎2 】
組織の読み解く基礎概念(1)
(資料をもとに議論)
3M社のイノベーションを生み出すメカニズムを取り上げて、組織とマネジメント、戦略のあり方や関係性を議論する。
4 【組織論の基礎3 】
組織を読み解く基礎概念(2)
(資料をもとに議論)
第3回講義の議論を進め、組織構造概念やその基盤である構造主義的思考法を解説する。
5 【企業組織の基盤1】
お金とは何か
(ビデオ・ディスカッション)
現代社会を捉える一つの視点として「貨幣」を取り上げる。一般的にはやや難解と言われる
貨幣論についてビデオを通して議論する。
6 【企業組織の基盤2】
企業と社会
(資料をもとに議論)
貨幣論に関するクラス討議を行いながら、現代社会や会社が内包する根本問題を解明し、企業組織の本質を探究する。
7 【組織の中の個人・集団1】
組織と個人のモチベーション
組織における個人行動の特質をモチベーション理論から捉える
8 【組織の中の個人・集団2 】
リーダーシップと集団的意思決定の病理
(資料をもとに議論)
集団による意思決定のメカニズムを把握する。リーダーシップとは何か。リーダーシップの本質と、その機能やスタイルについて理解する。
9 【組織の構造とデザイン1】
組織編成の基本原理として官僚制組織
(資料をもとに議論)
組織デザインの基本である官僚制の本質から組織構造を捉える基本的な枠組みを紹介する。
10 【組織の構造とデザイン2】
組織のコンティンジェンシー理論(1)
(ケース・ディスカッション)
ケースを議論しながら、コンティンジェンシー学派の展開を中心に組織構造論の諸概念と情報処理パラダイムのフレームワークを講義する。
11 【組織の理念と文化1】
経営理念の分析
(ケース・ディスカッション)
経営の理念や哲学はなぜ必要なのか。ケースを用いて理念の重要性を把握する。
12 【組織の理念と文化2】
エクセレント&ビジョナリー・カンパニー
(資料をもとに議論)
組織文化論の基本概念とそれらの実践に関する議論を紹介する
13 【組織の変革1 】
組織のイノベーション
(ケース・ディスカッション)
自己革新を続ける企業の事例をもとに、組織変革のプロセスや促進要因について解説する
14 【組織の変革2】
組織変革のための組織論
(資料をもとに議論)
組織の成長と変革を矛盾の能動的解消として捉える議論を紹介し、組織変革を捉える枠組みを把握する。
15 【総括講義】
組織に関する新しい理論
(資料をもとに議論)
参加者が自分の組織の問題点やその解決方法を議論し、組織を巡るの新しい潮流を把握する。
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【備考】